お墓を持たない永代供養が東京で流行りつつある

故人への想いを皆で語らうお葬式

「亡くなっても皆の心の中に生き続ける」とはよく言いますが、本当にその通りです。お葬式は故人が生前関わってきた人たちが一堂に集う最後の会ですが、そこで故人について、故人との思い出や笑い話、お世話になったこと等語らうことで亡くなったその人の思い出がよみがえり、そこに集った人たちで共有することでまたその思い出が皆の心に深く刻まれます。そうすることで、ふとしたときにこれからもその故人のことを皆が思い出し、そのことが、亡くなってもずっと皆の心の中に生き続ける、ということになるのです。お葬式はとても悲しい場所ではあると同時に、皆で思い出を語り合い、悲しみを癒しあい、これからもたまには集まろう、なんて声を掛け合い、そういう仲間や家族との絆を亡くなった人がつなげてくれる機会でもあります。

自分の周りで誰かが亡くなる時には、その人から何か大切なメッセージがある、と言います。そのメッセージについて考えてみる時間にもなります。日本では火葬がメインで、お通夜、お葬式、そして家族で火葬場へ行くという流れが一般的ですが、悲しいはずのお通夜やお葬式でも、笑い声が聞こえてくるときがあります。親戚同士でなにか話をしていたり、子供が面白いことをしたり、仲間で集まって思い出話をして笑いが出たり、そんな風景が見られることもあります。

それでいいんじゃないかと思います。お葬式を通して、故人の大切な人と大切な人が再会したり、思い出話をしたり、その様子をみてきっと故人は喜んでいるでしょう。

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