お墓を持たない永代供養が東京で流行りつつある

お葬式におけるこれからの考え方

密葬や家族葬をはじめ、お葬式のあり方や捉え方が随分と変わってきました。人への尊さや感謝に対して手を併せ、故人を厳粛にお見送りする儀式がお葬式ですから、形式は特に問題ではなく、喪主やご家族が納得する形式であれば様々なスタイルがあってもよいのではないでしょうか。これからの時代を見据えると、核家族も多く、兄弟や親戚などの身内の少ない傾向にあることは否めません。また、葬儀にはお金がかかる、という強い印象や、葬儀にはお金をかけない、という故人からの遺言などもあり、式への負担をできるだけ軽減するために、お葬式のシンプル化、小規模化はこれからますます増えていくことになりそうです。

そうした社会環境や背景から、お葬式をこれまでと違う新しい方法で、取組むビジネスもあるようです。そのひとつが、動物葬。犬やネコなどを飼っている家にとっては、ペットなどの動物は家族も同然。亡くなった悲しみは、人の死と同じなのです。

大切なペットのために、人と同様に葬儀を行うことは、自然な流れであり、行政としてももっと考慮されるべきもととなっています。さらに、高齢による身体の不自由さから代行としてお葬式に出席することや、お墓参りに代わりに行ってもらうことなども、こうした関連ビジネスとして着目されていることも事実です。本格的な高齢化社会を迎え、葬儀の役割やその方法などを行政はもちろん、家族単位でも、もう一度考え、見直す時期にきているのではないでしょうか。

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